相模原商工会議所,地域経済更なる発展へ/50周年を機に決意新たに


相模原商工会議所が創立50周年を迎え、16日に市立あじさい会館で記念式典を開いた。来賓や会員企業など約400人が出席。次の50年への出発点として、地域経済の持続的な発展を目指す決意を新たにした。【2023年5月22日号掲載】

相模原経済の今後へ抱負を語る杉岡会頭=本紙撮影

相模原経済の今後へ抱負を語る杉岡会頭=本紙撮影



杉岡芳樹会頭は創立から半世紀を振り返り、「オイルショックやバブル経済の崩壊、東日本大震災やコロナ禍など数々の困難に直面しながら、地域の産業振興に取り組んできた」としたうえで、「次の50年に向けて、変革の歩みを着実に進め、新しい歴史と将来に誇れる伝統を築きあげなければならない」とあいさつした。
来賓あいさつで、経済産業省関東経済産業局の小澤元樹次長は「地域企業への支援の枠組みの中心として、青年部や女性会、都市産業研究会などの研究会が経営者のネットワークとして地域の活性化に重要な役割を果たしている。こうした長年の積み重ねに経緯を表する」と述べた。
同商工会議所は1973(昭和48)年4月に前身の相模原市商工会から組織変更し、県下12番目の商工会議所として設立。50年間で同市の人口は約35万人から約72万人に急増し、現在の会員数は4600事業所を超える。地域総合経済団体として地域の産業振興に貢献してきた。
式典では「永年会員表彰」が行われ、創立から50年間にわたり会員として運営を支えてきた323事業所が表彰された。
また式典後には、記念演奏会として市民ホールにて神奈川フィルハーモニー管弦楽団による演奏会が行われた。
式典では次の50年を展望した「創立50周年記念式典宣言」が発表された。宣言は次の通り(一部抜粋)。
①政策提言および自らの事業活動を積極的に展開する
 ②地域企業を全力で後押しし、支援機関として使命を全うする
 ③さまざまな事業者の協働や連携による新たな価値の創造を支援し、産業活性化を図る
 ④デジタル技術やリニア中央新幹線等の交通網の活用により広域連携を一層強化し、地域の新たな魅力の創造を推進する
 ⑤組織の強化を図りながら、地域に信頼される地域総合経済団体たるべく邁進する

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