河本総合防災(相模原市中央区鹿沼台)は、災害発生時に想定される「帰宅困難者」の対策製品を開発した。3日分の食料などを職場に備蓄できるセット。2月中旬から販売を始めた。
東京都や県では、企業に対し、帰宅困難者対策の努力義務を盛り込んだ条例を4月に施行する。同社では、今後は製品の需要が高まるとみており、インターネットなどを通じ直販していく。
「帰宅困難者対策3デイズライフカプセル」と名づけた。A4クリアファイルと同じ大きさで、個人の机に置けるコンパクトサイズが売り。
従業員の多い大規模な事業所で採用すれば、保管場所も最小限スペースで済むという。価格は6825円。初年度3万台の販売を計画する。