芸術で日中間の架け橋に―。芸術振興団体「相鑑舎」の代表を務める橋本欽至さん(75)は、相模原市の友好都市である中国・無錫市で11月11日、相模原市在住の市民画家の絵画展を開く。
尖閣諸島を巡る日中関係の悪化により、一度は延期を余儀なくされたが、「民間での友好を深めたい」(橋本さん)と、今回の開催にこぎつけた。
美術印刷などを手掛けるハシモトコーポレーションの社長も務める橋本さん。同社が誇る高度な印刷技術を使い、絵画のレプリカ作品を無錫市に持ち込むという。
レプリカ作品は、市民画家が描いた水墨画や油絵など約50点が展示されるという。
さらに、来年4月には、県立相模湖交流センター(同市緑区与瀬)で、中国の胡弓奏者のコンサートを開くほか、同国の新進気鋭の水墨画家の展覧会も開く予定となっている。(2013年10月20日号掲載)