東プレ、タイに新工場建設へ／自動車プレス部品生産

このエントリーをはてなブックマークに追加

　相模原市内に主力製造拠点を持つ東プレはこのほど、タイに自動車用プレス部品の生産拠点を設けると発表した。
　約60億円を投じて同国内に工場用地を取得のうえ、建屋を新設。15年４月に稼働させ、18年３月期で年間50億円の売り上げを目指すという。
　東プレは10年12月にタイのバンコクに全額出資の自動車部品、自動車用金型の販売子会社「トープレ（タイランド）」を設立し、現地部品メーカーとの協業しながら同社の主要顧客である日産自動車をはじめとする自動車メーカー各社にプレス部品などを供給してきた。
　今回、タイ国内での自動車市場が順調に拡大しているのに加え、完成車の輸出拠点としてもさらなる成長も見込めることから、販売だけでなく生産機能も追加し、アジアでの事業基盤を強化することにした。
　完成すると新工場は中国の佛山、襄陽に続く、アジアで３番目の生産拠点となる。（編集委員・井上正広、２０１３年１０月２０日号掲載）

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。