相模原市はこのほど、同市中央区にある淵野辺本町ふれあい広場で、高齢者対象の「バス乗り方教室」を開いた。
大野北地区コミュニティーバス利用促進協議会と相模神奈交バス相模原営業所、市が共同で主催した。
大野北地区内では、来年2月からコミュニティーバスの実証運行を予定している。そのため、高齢者がマイカーや自転車からバスへの利用を考えてもらおうと企画したという。
当日は、10月28日から市内のバス路線の乗降方法が「中乗・前降」方式に変更された点についての説明もあった。ほかに、高齢者の自転車やマイカー利用の危険性についての安全上の講習も行った。
同地区の老人会の会員など約80人が参加。コミュニティーバス「せせらぎ号」で橋本駅南口から相模川自然の村まで運行し、乗降の流れを体験した。市によると、参加者からは、ICカードの利用方法や割引運賃制度、運行予定のコミュニティーバスの内容などについての質問が多く寄せられていたという。 (船木 正尋、2013年11月20日号掲載)