相模原のマンション管理組合、全国初「e投票」投入/早く正確に結果判明


スマホなどを使用し、投票する参加者ら

スマホなどを使用し、投票する参加者ら


相模原市内のマンション管理組合の総会で「電子投票システム」が導入された。全国でも初めてという。同システムは、住人が携帯電話やスマートフォン(多機能携帯電話)、パソコンで投票できるもので、決議の結果をその場で発表できるほか、正確性も担保できるという。総会で挙手する必要がないためプライバシーが保護されるというメリットもある。(船木 正尋)
 実施したのは相模原市緑区大山町のマンション「ミッドオアシスタワーズ」(705戸)。
 9日に開かれた総会には、住民約90人が出席。電子投票に加わった。
 総会の議題は、防災への取り組みと組合の組織変更についてだ。
 専用の投票用紙にはQRコードが付いており携帯電話やスマートフォンで「賛成」「反対」なのかを読み込む。
 結果は瞬時に集計され、結果は専用のウエブサイトで公開された。
 当日、同組合では総会に参加できない人でも、電子投票なら事前投票することも可能だ。スマートフォンなどが利用できない高齢者にも配慮し、マークシート方式の紙も用意した。
 同マンション管理組合の瀬髙昌弘理事長は「簡単なので前回よりも投票率が上がった」との感想を語った。(2014年3月20日号掲載)

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