県行政書士会相模原支部は1月10日、相模原市の市民会館(中央区中央)で新年賀詞交歓会を開いた。支部員や来賓の県議や市議ら約80人が出席し、新年の幕開けを盛大に祝った=写真。
当日は業務研修会も開かれた。市内の企業経営者4人をパネラーに迎え、パネルディスカッションを行った。「経営者に学ぶ!成功の秘訣と行政書士への期待!」をテーマに意見を交わした。
小峰望支部長は、研修会の冒頭で「部会員は法律に携わる専門家であるが、経営者でもある。パネラーの意見を聞き、それぞれの経営に役立ててほしい」とあいさつ。
パネラーは、千寿産業の岩崎正社長、サーティーフォーの唐橋和男社長、ライトの佐々木亮一専務、ウイッツコミュニティの柴田正隆社長の4人。経営・仕事やプライベートに関する設問などについて、各々の経験から意見を導き出していた。
会場を移して行われた賀詞交歓会では、県行政書士会の田後隆二会長や、相模原市の小池裕昭副市長らが出席した。
小峰支部長は、あいさつの中で「本当の知識は行動を伴わなければならない。ビジョンを持つことは大切だが、それを疑わず実践しなければならない」と訴えた。
田後会長は、昨年6月に行政書士法が一部改正され「特定行政書士」制度が設けられたことを報告。同制度は、依頼者に代って許認可申請の不許可について、不服審査の手続きを行うことができるようになった。特定行政書士の主張が認められれば、行政庁の許可を得られる可能性が高まる。
同支部の大﨑秀治幹事が「今年こそは、躍進の年となるよう祈念する」と発声し盃を交わした。祝宴へと移り、出席者は交流を深めた。(2015年2月1日号掲載)