寒川北IC~海老名JCT、さがみ縦貫道 善戦開通へ/民需拡大など期待高まる


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 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の寒川北インターチェンジ~海老名ジャンクション間が3月8日に開通する。これにより「さがみ縦貫道路(相模原IC~茅ヶ崎JCT)」が全線開通。すでに開通した区間と併せ、関越道から新湘南バイパスまでが接続される。
 また3月28日には、相模原区間で相模原愛川ICに次いで、2カ所目のICとなる「相模原IC」(同市緑区小倉)も利用可能となる。さがみ縦貫道路の全線開通により、民需の拡大や交流人口の増加による観光交流などが期待されている。
 今回開通するのは、寒川北IC(寒川町宮山)から海老名JCT(海老名市社家)までを結ぶ4・3キロメートル。全体幅員21㍍の片側2車線道路。八王子・相模原から、茅ケ崎・藤沢方面への移動時間が大幅に短縮されることが見込まれている。
 環状道路の整備は、沿線に物流施設や工場が新設されるなど、民間の投資を促す効果が期待され、沿線地域の「さがみロボット産業特区」認定など、地域産業の活性化も見込まれる。
 圏央道は、首都圏の道路交通の円滑化・環境改善、沿線都市間の連絡強化などが目的。2015年2月時点で、総延長約300キロメートルのうち、約196キロメートルが開通。神奈川から栃木・群馬までの移動時間が短縮されるなど、新たな観光需要も期待される。(芹澤 康成/2015年2月20日号掲載)

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