大和自動車学校(大和市深見西)はこのほど、大和警察署と「犯罪・交通事故などに係るドライブレコーダーの映像提供に関する協定」を締結した。県内の自動車学校で同様の協定を結ぶのは、はじめて。協定には、事故や事件が発生した場合、同署の要請で捜査に必要な情報を提供することなどを盛り込んだ。〝動く防犯カメラ〟の存在を周知することで、犯罪の抑止効果も期待している。
同校は26年12月~1月までの約2カ月間で、車両前方を録画するドライブレコーダーを装備してきた。安全運転の意識を高めることが目的。所有する教習車や送迎車など、保有車54台に搭載されている。
同校の入江公敏代表者は「管内で増えている街頭犯罪の抑止効果が生まれれば幸い。さまざまな施策で、交通安全の啓発にも努めていきたい」と話した。 (2015年3月1日号掲載)