橋本商店街協同組合(相模原市緑区橋本)は3月4日、杜のホールはしもと(同)で「設立50周年記念式典」を開いた。相模原商工会議所の杉岡芳樹会頭や商店街関係者、近隣住民など、約430人が詰めかけた。
橋本商店街は1965年、市内の商店街で初めて法人化申請を行い設立された。同商店街は「かながわのまつり50選」に選ばれた橋本七夕まつりや、江戸時代から続く橋本大鷲神社での酉の市など、橋本駅周辺の商業を支えてきた。
近年では2013年から始めたハロウィンフェスティバルや、津久井の間伐材を使用した丸太に、サンタの絵を描く“サンタ丸太”づくりなどのイベントも人気だ。
式典のあいさつで、古橋裕一会長(相陽建設社長)は「橋本はリニア中央新幹線の駅設置など、大きな可能性があるまち。一方で便利になるほど、人間味や温かさが失われていく。それを補うのが商店街の役割」と話した。
実行委員長を務めた佐藤文彦さん(さとう歯科クリニック院長)は、「まちと時代が変わっても、人と人が商店街を通してつながっている。このつながりを未来へつなげたい」とあいさつした。
今後、50周年記念誌の発刊も予定している。 (2015年3月10日号掲載)