エクシオジャパン、「ムート矢部」がオープン/併設施設で地中熱利用


2施設が併設された高齢者ホーム

2施設が併設された高齢者ホーム

 エクシオジャパン(相模原市南区東林間)が運営する住宅型有料老人ホーム「ムート矢部」が6月1日、相模原市中央区矢部にオープンする。「通い」「泊まり」「訪問」の3サービスを提供する、小規模多機能ホーム「アクア矢部」も併設する。
 JR矢部駅から徒歩7分の施設は、木造2階建て準耐火構造で、延べ床面積約794平方メートル。居室はすべて個室で計25室あり、一部屋の面積が約13平方メートル。また、座ったまま入浴できる機械浴槽も備える。併設されたアクア矢部のリビングスペースには、「地中熱利用換気システム」を導入。エアコンに頼らない換気システムで、安定した地中熱の性質を利用して室内の温度を調整する。
 介護専門スタッフ4人を含む13人が、24時間対応できる体制を整える。渕野辺総合病院とあさがお歯科と連携を図り、安心安全な生活を提供するという。
 小規模多機能ホームは、デイサービス訪問介護などを組み合わせ、食事・入浴・レクリエーションを提供する施設となっている。すべてのサービスを一つの事業所に集約することで、地域に密着した介護を展開する。
 住宅型有料老人ホームの月額利用料は13万~14万円(管理費、食事込み)。入居時費用として敷金10万円が必要。
 また、小規模多機能ホームが介護保険適用で月額3268円から(食事、宿泊費別)となる。
 大田眞琴施設長は「高齢者に寄り添った介護を提供する。心豊かに、普段の生活をそのまま営むことができる施設を目指す」と話していた。 (芹澤 康成/2015年6月1日号掲載)

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