製造業・中小企業

  • フェトンが民事再生法/県工業大賞の受賞企業

     東京商工リサーチ横浜支店によると、レーザー加工装置のフェトン(厚木市)が1月14日、東京地裁に民事再生法の適用を申請していたことが分かった。  同日付で保全命令を受けた。同支店によると、負債総額は約4億円(2013年6月期決算時点)。  同社は02年、大手メーカーで職歴を積んだ楡孝代表が設立したベ

  • 三菱重工、日立と合弁設立へ/分散型発電システム 中国市場で展開

     三菱重工業は、相模原市中央区田名の拠点で手掛けるガスエンジンの分散型発電システム事業で、日立製作所と協業することで合意したと発表した。システムの需要拡大が見込まれる中国市場で、協業によるシナジー効果を狙う。中国でエンジンや発電機器ビジネスを展開する三菱重工の子会社株式の35%を日立が取得し、年内に

  • 経営再建中のルネサス、県内仕入れ先は155社/TSR横浜支店調査

     ルネサスエレクトロニクス(東京都千代田区)相模原事業所の閉鎖が明らかになり、地域経済への影響が懸念される。東京商工リサーチ横浜支店が実施した緊急調査によると、県内の仕入先(1次、2次)企業の総数は155社。販売先(同)は、26社あることが分かった。県内には仕入先が多いだけに、今後の動向が注視される

  • 相模原の愛和建設、災害から命守る/シェルター「命庫」開発

     自然災害から命を守る―。愛和建設(相模原市中央区水郷田)は、コンクリート構造シェルター「命庫(いのちこ)」を開発した。  風速90メートル、F5の竜巻、マグニチュード8クラスの地震にも対応できるという。年間50戸の販売を見込む。  新築時に屋内へ設置するAタイプ既存の家屋の室外に備えつけるBタイプ

  • ロボット特区のイメージキャラ、「鉄腕アトム」に決定

     県は、ロボット関連産業の集積を目的に国から指定を受けた相模原、厚木、藤沢など11市町で進められている「さがみロボット産業特区」のイメージキャラクターとして、手塚治虫氏の「鉄腕アトム」を起用。作成したポスターを特区内の主要12駅に掲示するとともに事業の詳細をまとめたリーフレットも配布、本格的なPRに

  • さがみロボット特区、相模原で実証実験/災害調査車両をテスト

     地域のモノづくり産業活性化の切り札として注目されている「さがみロボット産業特区」の実証実験が、相模原市内でも始動した。県内ではこれまで厚木や平塚市内で実施されてきたが、相模原では「災害ロボット」分野での実証となった。市内に拠点を置く三菱重工業と東京工業大学大学院、同大学発ベンチャー企業の3者がこの

  • ルネサス 相模原閉鎖、他拠点に機能集約へ/NEC事業場内の拠点

     経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクス(東京都千代田区)は、相模原市中央区下九沢にある相模原事業所を閉鎖する方向で検討していることが分かった。拠点の集約に伴う経営の合理化が狙いとみられる。2015年中にも実施する方針だ。ただ、ルネサスはNEC相模原事業場内に間借りしているため、閉鎖後も拠点

  • 米フォモ・プロダクツが横浜進出/県がインベスト認定

     県は、企業誘致促進方策「インベスト神奈川セカンドステップ・プラス」を利用し、発砲硬質ウレタンフォームなどを製造販売する米フォモ・プロダクツの日本法人が横浜市港北区内に営業事務所を開設したと発表した。  国内に製品を流通させる物流拠点が横浜市金沢区内にあることから、開設を決めた。営業拠点と物流拠点が

  • さがみロボット産業特区、実証実験続々と…/日産は公道走行実施

     生活支援ロボットの実用化を目指す「さがみロボット産業特区」内で、県とメーカーなどによる実証実験が相次ぎ始まっている。自動車の自動運転システムやパワーアシストハンドといった次世代技術を特区内で検証。今後の実用化に向けて弾みをつけている。(船木正尋、千葉龍太/2013年12月10日号掲載)  日産自動

  • 第五電子、半導体関連で受注増/アップルの工場建設効果

     半導体製造装置の部品などを手掛ける第五電子工業(相模原市緑区橋本台)が順調に受注を獲得している。米アップルが昨年、アリゾナ州に自社工場を建設すると発表したことを受け、半導体の需要が増えると判断した装置メーカーからの受注が急増。前年度比120%増のペースで増えているという。来年度の売上高は今年度の1