ロングインタビュー

  • 老舗エステベルボーテ、女性の美と健康に貢献して30年/国際ソロプチミストで奉仕活動も

     相模原に生まれ育ち、30代のとき故郷相模原で起業した馬場由紀子さん。30年間にわたりリンパマッサージ専門店「ベルボーテ」(中央区相模原)を経営している。その技術と明るい人柄にひかれて15年、20年にわたり足を運ぶ女性が少なくない。元気いっぱいに仕事にいそしむ傍ら、女性による奉仕団体「国際ソロプチミ

  • カズテクニカ、情報通信の未来へチャレンジ/基地局工事で本請へ

     日常生活やビジネスに欠かせないツールになった携帯電話やスマートフォン(多機能携帯電話)などの情報通信を支える企業「カズテクニカ」(相模原市中央区中央)。その創業者・土屋俊二社長は、中学生の時に「電波」の不思議さに魅せられ、無線通信の技術者としての人生を歩む。「情報通信技術の未来へチャレンジ」を標語

  • メディカルラボ、働くことに本気で打ち込む/夢は10年で株式上場へ

     働くことに本気で打ち込む―。臨床検査や健康診断事業などを手掛けるメディカルラボ(相模原市緑区西橋本)の創業者である佐々木文雄社長は幼い頃、愚直に、そして真面目に働く「父の背中」を見て働くことのすべてを学んだ。仲間との共同経営に悩んだ末、人生の師と仰ぐ稲森和夫氏との出会いで導き出した答えは、まさに仕

  • 松若流分家家元 松若寿多恵さん、日本舞踊の道一筋に歩む/湯名舞台で照手姫を熱演

     21歳という若さで日本舞踊の松若流分家家元を継いで以来、「観る人の心を惹きつける芸を身に着けたい」との思いを胸に精進を重ねている松若寿多恵さん。相模原市南区にある稽古場で門弟を指導する日々を送り、一門の発表会や自身のリサイタル、ディナーショーなどの活動も続けてきた。「日本舞踊は日本人の感性の結晶で

  • ムラタカンパニー、負けない気持ちが大切/地元に根差す不動産業

     地元・上溝で開業して約20年の不動産業ムラタカンパニー(相模原市中央区上溝)。創業者の村田崇社長は「勝ちに行くのではなく、負けない気持ちを持つことが大切だ」と話す。「敗北」という辛酸を二度と舐めまいと誓ったのは、甲子園出場のかかった県大会決勝のグラウンド。最大のピンチと例えるリーマンショックでは、

  • モナの丘、野菜栽培と癒しの緑園/都市型農業の振興に挑む

     農業を基盤にした彩り豊かな活動を展開している都市型農園「「モナの丘」(相模原市南区下溝)。約4・4ヘクタールの広大な敷地でにんにくやトマト、長ねぎ、にんじんなど多種多様な野菜とハーブ、果実を栽培しており、レストランとバーベキュー設備も備え、人と人との出会いの場にもなっている。この健康とにぎわいの里

  • たけのうち幼稚園、教育方針に憲法の教え/大磯に姉妹園を開園

     たけのうち幼稚園(相模原市中央区東淵野辺)などを運営する学校法人小磯学園の小磯信一理事長は、少林寺拳法の道場を構え、教育方針にもその教えを採用している。県少林寺拳法連盟の副理事長や日本大学少林寺拳法部OB会の会長を務め、後進のみならず優れた指導者の育成にも成果を挙げている。「弱い自分を鍛えたかった

  • 杉本憲昭さん、山荘運営しトレイル振興/ふる里藤野と北丹沢を愛す

     丹沢山塊にそびえる県の最高峰・蛭ヶ岳。その山頂に立つ蛭ヶ岳山荘は登山者の安全と山岳スポーツ振興、そして遭難者の捜査・救助の拠点になっている。この山荘を管理運営するNPO北丹沢山岳センター理事長の杉本憲昭さん(75、緑区小渕)は、北丹沢を愛し、ふるさと藤野への愛着にあふれた半生を送り、今もトレイル競

  • 珈琲新鮮館、経験から学び事業多角化/ありがとうの連鎖を

     コメダ珈琲店、星乃珈琲店、スターバックスコーヒーなど―。相模原市内の国道16号沿線は、実は「大型カフェ店の激戦区」だ。そんな中、大手チェーンではなく大型のカフェ店を運営するのが、小田急江ノ島線・東林間駅近くにある「珈琲新鮮館」(同市南区上鶴間)だ。社長の沼田慎一郎さん(44)は、「カフェは大きい〝

  • 相模福祉村、福祉で地域に恩返し/人はひとりで生きられない

     人はひとりで生きられない―。相模福祉村(相模原市中央区田名)の赤間一之代表が、自伝のタイトルに付けた言葉だ。「多くの人に助けられ、社会に支えられてきた」と振り返る。大手新聞社の新人記者として赴任した相模原。縁もゆかりもない土地だった。しかし、そこで出会った人びととの出会いが、その後の人生を支えてく