第27回参議院議員選挙は20日に投開票が行われ、神奈川県選挙区(改選数4)は現職で立民の牧山弘恵氏(60)が4期目を決めた。新人で国民の籠島彰宏氏(36)は同選挙区で初の議席を獲得。新人で自民の脇雅昭氏(43)は3位で初当選。残り1議席を新人で参政の初鹿野裕樹氏(48)と、現職で公明の佐々木さやか氏(44)が激しく争い僅差で初鹿野氏が制した。自公両党は47議席にとどまり、参院の過半数を割り込んだ。【2025年7月23日号】
今回の参院選は衆院で少数与党が、参院でも過半数を割り込むかが最大の焦点で、事実上の政権選択選挙と位置付けられていた。自民政権が衆参両院でともに過半数を割り込むのは1955年の結党以来初めて。石破茂首相は続投する意向を表明している。
4期目に挑んだ立民現職の牧山氏は、支援者が集まる横浜市中区のホテルで同日午後8時過ぎ早々に当選確実が報じられた。牧山氏は「生活に寄り添える政治を全うしたい。応援にしっかりと答えたい」と決意を語った。立民は前回2022年参院選で欠員1(任期3年)で当選した現職が、秘書へのパワーハラスメントの週刊誌報道でことし5月に出馬を辞退。女性候補2人で票が割れることが懸念されていたが、事実上候補者が一本化され、牧山氏は上位当選を目指していた。









