三菱重工エンジン&ターボチャージャ(MHIET)=相模原市中央区田名=は12日、相模原製作所内に設置した500㌔㍗規模の水素専燃エンジン発電設備の実証設備を報道関係者らに公開した。2026年度までに技術検証を終える計画だが、水素の製造コストが高く市場動向を見極めながら商品化の時期を判断する。ビルや商業施設などの自家発電用に提案したい考え。【2025年6月20日号掲載】
MHIETが市場に投入しているエンジン発電設備は、化石燃料の中でも少ないがCO2を排出する都市ガスを燃料とするガスエンジンを搭載。工場や病院、都市部のオフィスビルなど、大規模な電力を必要とする施設の分散型電源として使用されている。









