【相模原】市教委、湘南小の閉校決定 27年3月に広田小と統合 過小規模校の解消へ


相模原市教育委員会は7日の定例会で、児童数の減少が続く同市緑区城山地区の市立湘南小学校(同区小倉)を2027年3月末で閉校し、同4月に広田小学校(同区広田)と統合する方針を決定した。市立小学校の統廃合は、相模原市が政令指定都市へ移行した2010年以降で5例目(予定を含む)となる。

旧城山町域にあたる同地区には現在、川尻、広田、広陵、湘南の4小学校がある。このうち広陵小と湘南小はともに6学級の過小規模校となっており、特に湘南小の児童数は市内最少の15人にまで減少している。クラス替えができず、児童が多様な人間関係の中で学び合う機会が限られていることが課題とされてきた。

市教委は「多様な考え方に触れ、より充実した学習環境を整えるため」として統合を決定。統合先の広田小とは約4・8キロ離れており、通学距離が延びる児童の負担を考慮し、登下校にはスクールバスを運行する方針だ。

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