
県が毎年実施している「優良小売店舗表彰」において、今年度は相模原市から4店舗が選ばれた。長年地域で愛されてきた飲食店や和菓子店、さらに地域密着型の靴店やケーキ店が評価を受けた。県は「真心を尽くしたサービスと卓越した技術が地域経済を支えている」としている。
■ ①老舗の味が支持 お好み焼き店「一万城」
相模原市南区の「一万城」は、地元はもちろん関西や東京下町のファンも足を運ぶ老舗のお好み焼き・もんじゃ焼店。焼き方が不安な客にはスタッフが丁寧に対応し、若者から高齢者まで幅広い世代から親しまれているという。
■ ②地元の風景を和菓子に 「菓子工房くろさわ」
中央区横山の「菓子工房くろさわ」は、約60年の歴史を持つ和菓子店。地元の祭りや地域をモチーフにした進物菓子を常時10種類用意し、季節を映す上生菓子も6種類取り揃える。SNSを通じた積極的な情報発信も行い、幅広い客層に支持されている。
■ ③地域密着のケーキ店 「街のケーキ屋さんMeme」
緑区久保沢の「街のケーキ屋さんMeme」は、フレッシュな地元食材を生かした菓子作りが特徴。九州産クリームや地元ブルーベリーなどを使用したケーキが人気で、地域に根差した店舗づくりが評価された。
■ ④生活に寄り添う靴の店 「ミツイヤ」
相模湖地区の「ミツイヤ」は、靴販売とクリーニング取次を行う地域密着型の店舗。「お客様に嘘はつかない」を信条に、商品や相談に真摯に向き合う姿勢が支持されている。品揃えだけでなく、顧客の生活に寄り添った提案が高く評価された。
県は「地域の商店が身近な魅力を創出し、地域のにぎわいに貢献している」としており、相模原市から選ばれた4店舗も今後の地域経済・地域文化の発展に期待が寄せられる。









