地域経済

  • 県内企業、設備投資 前向きに/製造業の景況感は改善

     日本銀行横浜支店が発表した2015年12月の県内企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断DIは、全産業でプラス6となり、前回(9月)調査から3ポイント下落した。ただ、注目度の高い製造業のDIは1ポイント増のプラス7だった。一方、企業の今年度設備投資計画は前年比16・2%プラ

  • 相模原市、麻溝台など区画整理/工事や設計を包括的発注

     相模原市は、麻溝台・新磯野第一整備地区の土地区画整理事業で、工事や設計などを包括的に委託する総合評価方式で公告した。国外企業の参入もできる。2014年~23年までの総事業費は、周辺道路や付帯設備の整備費も含めて127億円と試算している。  業務地は、圏央道相模原愛川インターチェンジ(同市南区当麻)

  • 西武信金、タイ倉庫業と業務提携/ASEANを視野に

     西武信用金庫(東京都中野区)はこのほど、タイの賃貸倉庫・倉庫開発大手「タイコン・インダストリアル・コネクション」と業務提携に関する覚書を締結した。タイ進出を計画している取引先企業に、同社の事業を紹介していく。  今回の提携は、12月に発足する予定の「ASEAN(東南アジア諸国連合)経済共同体」を視

  • 県内企業、中国低迷の影響懸念/4社に1社業績にマイナス

     中国経済の成長鈍化により、相模原や大和市内など、県内企業の4社に1社にあたる27・0%が「業績に悪影響を及ぼす」と見込んでいることが、帝国データバンク横浜支店の調べで分かった。なかでも現地進出が活発な製造業と卸売業で先行きを不安視している傾向もうかがえた。 (編集委員・千葉龍太/2015年11月1

  • 中堅・中小の来春計画、新卒採用 意欲高まる/「確保できない」企業も

     浜銀総合研究所の特別調査によると、相模原市内などに本社を置く県内中堅・中小企業の来春の新卒採用計画は昨年を上回り、8年ぶりの高水準となった。景気回復に加え、建設業や飲食・サービス業などで人手不足感が強まっていることなどが背景とみられる。ただ、採用意欲は高まった反面、3割以上の企業が新卒を「確保でき

  • 日銀横浜支店9月県内短観、企業の景況感改善/大手は低下 中小は上昇

     日本銀行横浜支店が発表した2015年9月の県内企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断DIは全産業ベースでプラス9となった。前回(6月)調査から1ポイント上昇し、小幅ながら改善した。今回は県内経済を下支えする中小企業のDIが、大企業と比べても回復しており、景気回復を反映する

  • 県内中小企業3月期決算、「改善ペースは鈍化」/TSR横浜支店集計

     東京商工リサーチ(TSR)横浜支店が資本金1億円未満の県内企業の2015年3月期決算を集計したところ、売上高は前期比1・04%増、同利益も1・70%増にとどまった。9月期決算、12月期決算の企業の伸び率と比較しても小幅だったことから、同支店では、県内中小企業の業績改善ペースは鈍化しているとみている

  • 昨年の新設法人数、県内は5年連続増加/相模原は緑区と南区で伸び

     県内で新設される法人数は増える傾向にあるが、増加率は全国平均より下回っている―。そんな調査結果が、東京商工リサーチ(TSR)横浜支店の調べで明らかになった。同支店によると、2014年に県内で設立された「新設法人」は、前年比6・0%増の7870社。5年連続で増加となったものの、全国平均の同8・5%増

  • 県央地区4~6月期決算、上場企業は増収増益/M&Aや海外事業で拡大

     浜銀総合研究所がまとめた相模原市内などの県央・県北地区の上場企業の2015年4~6月期決算集計(計16社)によると、全産業の経常利益は前年比3・7倍の大幅増益となった。売上高も同35・7%増だった。全産業での業績は1~3月期は増収減益だったものの、4~6月期は大幅な増収増益に転じた。非製造業でM&

  • 県中央地区の小企業調査、景況感 全業種で悪化/日本政策金融公庫調べ

     日本政策金融公庫厚木支店(厚木市中町)が発表した「県央地区小企業の景気動向」によると、第2四半期(4~6月)の景況判断DIは、前回調査(2014年10~12月期)から26・3?低下と大幅に悪化したことが分かった。小企業の景況は、依然として弱い動きが続いている。  飲食業では前期に比べて4・2ポイン